【テニス】ドミニク・ティエムのストローク

現在ATP世界ランキング4位と上位に並びフェデラーがスーパースターと称したドミニク・ティエムのフォアハンドとバックハンドについて解説します。

f:id:chig56:20191001232430j:imageDominic Thiem

⚫フォアハンド

フォアハンドのグリップは典型的なウェスタングリップです。

テイクバックが特徴的で、脇を開けラケットを立てず横にしたまま引いてます。テイクバックの動作に連動して足を開きます。

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テイクバックが完了した時ラケット面は少し伏せぎみで、そこからラケットの軌道が直線になるように振り抜き、左腕は体に巻き付きます。フォロースルーは肘が顔の前に来るくらいしっかりしています。

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このようにティエムはテイクバックが大きいので振り遅れないために凄まじいスイングスピードで振り抜きます。その上フォロースルーはしっかりしてるので非常にスピンがかかり安定しかつスピードのある球が打てます。

⚫バックハンド

ティエムの代名詞とも言える豪快な片手バックハンド。グリップはセミウェスタンです。

ラケットを真っ直ぐ立てた状態でテイクバックし、その段階で腕が伸び切っています。

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そして打つ瞬間まで面を左手で作りそのまま肩甲骨を大きく動かすように振り抜き、フォロースルーでは手首が反ってラケットがのけ反ります。

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ティエムの片手バックハンドはフェデラーやワウリンカと違い、腕を伸ばした状態からぶん回すように打つので非常にスピンがかかります。

しかし、フラットでストレートに打ち抜くこともできるのでスピン系の繋げ玉とフラットの決め球を使い分けて展開していけます。

 

ティエム選手が使ってるラケットはこちら↓↓

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